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「こら行儀悪いぞ」
「何だ、良太か」
「今日は本部に行かないのか?」
「これを食べ終わったら行く」
「魔王の復活が近いのに、のんきだな」
「だって雪がきれいだし、歩きながら食べるのって美味しいんだよ」
彼女は魔王と戦っている魔法戦士だ。
いつ命を落とすかもしれない激しい戦い。
不安でいっぱいのはずだが、明るく前向きに生きようとしている。
僕はそんな彼女を守りたい。
非力だけど、戦ってる彼女の力になりたいと思ってる。
「手、冷たそうだね。温めてやろうか」
「ん? そんなこと言ってもパンあげないよ」
彼女は僕をチラリと見ると、美味しそうにパンを頬張った。

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