想うは君の面影

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状況がよく飲み込めずに、ひたすら静視しているだけだった。清様のあられもないお姿に、上せる頭でぼぅっと眺めていることしか出来ない。 清様の中には、俺がさっき出した精液が入っている。信じられないことに、俺の精液を使い、後孔を指で解したのだ。桃色に染まった清様の頬はいつまでも見ていたいくらい可愛くて、今まで経験した何よりもいやらしい。 己の容量を超えた営みは危険な麻薬のように俺を虜にした。 「……はぁっ……ん、……ぁぁ、雄一郎の……いい……ぁっ……」 俺の勃っているそれを、自らの後ろに挿入すべく俺の上へ跨り、静かに腰を落とした。 みちみちと音を立てて清様の穴が広がる。柔らかい襞に囲まれたモノは快楽のつぼを刺激されて更に大きくなった。 というか、こんなものを見せられて興奮しない訳がない。行燈の薄明かりに照らされた主は最高潮に熟れた果物みたいな甘い匂いがした。
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