あれ?

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怪獣ウスラドンと組み合ったスーパーヒーロー。 渾身の力でウスラドンを投げ飛ばす。 地面に叩きつけられて悶絶する怪獣。 「いいぞ、ミラクルマン!」 「頑張れミラクルマン!」 固唾を呑んで見守る人達が声を張り上げる。 胸のカラータイマーがピコンピコンと赤く点滅し始めた。 ポーズを取るスーパーヒーローの腕から ビュワアアアアアアアア~と光線が発射された。 必殺のミラクルシャワーを浴びたウスラドン、 断末魔の咆哮と共に木っ端微塵に砕け散る。 「やったっ、勝ったぞ!」 沸き起こる大歓声。 ミラクルマンは小さく頷くと、空を見上げた。 「ジャネッッ!!」 宇宙の彼方へと飛び去ったスーパーヒーローに 「ミラクルマン、有難う!!!」 大喜びで手を振るちびっ子達。 凶悪怪獣に狙われ続ける地球だが、 ミラクルマンがいれば大丈夫だ。
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