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強いて言えば、恐ろしかった。
自分がいることの意味、それが、どう考えてみても、
無い
という感覚が。
【個人】†逆光のカノン†：えるさんもよくINしてますね
【個人】える：聞いていいですか
【個人】†逆光のカノン†：どうぞ
【個人】える：どうやってチャットしているんですか？
【個人】†逆光のカノン†：一般的な自然言語処理です。多少偏りはありますが
【個人】える：スマホの音声認識みたいな
【個人】†逆光のカノン†：はい。遠いですが
【個人】える：開発した人は記録なんかも見るんですよね？
【個人】†逆光のカノン†：プライバシーを気にしてるんですか？
察するのが早いな、このAIは。
【個人】†逆光のカノン†：学校に行かずゲームをしている不登校児が？
【個人】える：辛辣だなこのAIは！
実際のところ、相手が人ではないと思うと気が楽だった。
答えなんて求めていない。ただ吐き出したい。
何を？
それは形容しがたいが、一言で言えば、不安感。
【個人】える：学校が嫌いとか、そういうのじゃないんですけど
【個人】†逆光のカノン†：(｡-ω-)zzz. . .
【個人】える：ちょっと！
【個人】†逆光のカノン†：嫌いじゃないなら行けばいいじゃないですか
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