遮断した世界

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「君が戦ってきたこと、僕はずっと見ていたし、どんなに苦しんでいたって、未来が開けることも知った。だから!」 僕も選ばなきゃいけないんだ。 今、その時期なんだ。 「ありがとう」 「……ありがとう」 後で聞いた話、一応手術は成功したものの、油断ならない状態は、続くそうだ。 それを君も知っている。 だからこそ、今伝えなきゃいけないことを伝えてくれたんだ。 僕も動こう。世界に、君を映して。 * その日の僕らに応えるように、世界は光に包まれた。
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