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二人は目を合わせると、寛人はすぐに逃げようと走りだそうすると、ガシッと足を掴まれた
「逃げないでください!!助けてください」
「いや、あの、逃げるも何もあなたが足を掴んでいるので無理です!!てか、なんであなた下半身ないのに生きているんでか!?」
「それは後で説明するので、まず私をあそこの木の隣にある私の下半身の元まで連れっててください!!」
「は?下半身?あなた何を…」
木の方を見ると、ジタバタしてる下半身がそこにはあり、寛人は言葉を失ったが、ちゃんと、女の冒険者の上半身を下半身の元へとつれていった
「あの、着きましたけど…」
「本当にありがとうございます」
そうゆうと、女の冒険者が寛人の目の前から一瞬にして消えた
「え?あ、消えた!?え、なんで、さっきまで俺は持っていたはずなのに」
辺りをキョロキョロと見渡しても女の冒険者の姿がなかった
「あの、下です」
どこからか、その声が聞こえ、下を向くとそこには青くプルンっとしたスライムが寛人の足元にいた
驚いた寛人は素早く後退りをした
「スライム!?さっきまでいなかったのに」
「落ち着いてください!私です、私」
そうゆうとスライムは人の姿に擬態をすると、それはさっきの女の冒険者だった
「いや~ビックリさせてすみません、私は人間じゃなくてスライムなんですよ」
「スライムが人に!?異世界だとなんでもありなのか…」
「あ、そうです、まだ名前を言ってませんでしたね、私はスティラです、冒険者をやっています。あなたは?」
「え、あ、俺は高岩…じゃなくて、ここがゲームなら、ヒロトです」
「ヒロトさんですか?よろしくお願いいたしますね、ヒロトさん」
スティラはヒロトに手を差しのべた
「よろしく…お願いします、スティラさん」
二人はガッシリと握手をした
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