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スティラはステータスをしまうと、スキル「擬態」を使いドラゴンの羽だけを出した
「ヒロトさん行きますよ」
「え?あ、行くってどこに?」
「国に帰るんですよ、Lv1のあなたをほおってはおけません」
「いや、でも、俺とスティラさんはまだ会って30分くらいしかたっていないんですよ?」
「なら、ずっとここにいるんですか?そんなことを言ってると置いていきますよ」
「ごめんなさい、お願いします」
スティラは俺の肩をガシッリ掴み、空へと飛び立った
「あの、スティラさん、さっきから気になっていたんですけど、その羽は?」
「あ、これは私たち上級スライムが使える特殊スキルの擬態です」
「上級スライム?特殊スキル?」
この世界のモンスターにはだいたい2種類がいる
スティラのように自我があり、人の姿に擬態できるような物は簡単に上級種
自我がなく、ただただ人を襲うモンスターは下級種と言われ、上級種はだいたいが人の姿に擬態してるため、めったに冒険者の前に、モンスターとして現れない
特殊スキルとは生まれつき持つ、特別なスキルで人それぞれちがうが特殊スキルを持たない者のが多い
「私は上級スライムの中では一番強さですが私は擬態が苦手なのです」
「苦手?」
「はい、私は戦うことに特化しており、このように一部だけの擬態はできるのですが、全体はできるにはできるんですが…」
「その擬態はどうやってやるんですか?」
「簡単ですよ、そのモンスターを私の体内に取り込むだけです」
(今の話を聞く限りではゲームとは少し違うな、パッケージを見た時には上級種なんて書いてなかった)
「ヒロトさん、見えてきましたよ、あれが今私がすんでいる国、アゼストラです」
「アゼストラ?それにしてもでかいな」
それはヒロトが見たことがないような建物がならんだ国だった
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