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スティラはアゼストラに直接降りるのでは手前にある木の影に降りるとすぐ羽をしまった
「あの、スティラさん、少し離れてますけど」
「これでいいんです。そうでないと私は他の冒険者に殺されてしまいますから」
ヒロトには最初言っている意味が分からなかった
二人はアゼストラに向けて歩きだし、アゼストラに着くとスティラはある場所にヒロトを案内をした
「着きましたよ、ヒロトさん」
「ここは?」
「冒険者ギルドです、ここで冒険者の登録ができます」
冒険者ギルドとは、冒険者を一括に管理しており、ギルドの許可なしで冒険に行くことが出来ず、ギルドに登録にしていない冒険者は冒険者と認めらない
新しく登録する冒険者にはサポートとして、武器や軽い装備をプレゼントしてくれるのだ
「あの、冒険者の登録をしたいのですが?」
「あ、はい、新規様ですね、二階へどうぞ」
そう言われ二階に向かうと、そこにはこのアゼストラの冒険者ギルドのギルド長を勤めるクラスト・ミミがいた
「おや、スティラくんじゃないか、今日はもう依頼は終わったのかい?」
「はい、まぁ達成は出来ませんでしたけど」
「珍しいなぁ、君が達成できないとは、で、隣にいる人は?」
「この方は依頼の途中で出会った人で名前はヒロトさんです。ヒロトさんこの方はこのギルドのギルド長、クラスト・ミミさんです」
「よろしく、ヒロト、私のことはクラストまたはミミ、呼びやすい方で呼んでくれ、さん付けはなしだよ、それで冒険者登録かい?」
「えぇ、よろしくお願いします」
クラストは元冒険者で怪我により、引退をしたが、その功績を称えられギルド長を命じられたが、まだまだ力は衰えてはいない
冒険者への登録は簡単で、まずギルドが持つ書類にサインと拇印と、ステータスへの更新で登録は完了となる
「はい、これで完了だよ、後は装備と武器だね」
クラストは一度席を離れると、武器になる普通の剣と短剣を持ってきた
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