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「今日はまだ早いから、Lv上げのためにも少し行ってきたらどうだい?」
「そうだな、行こうかスティラさん」
スティラがムスゥとした顔で俺の顔を見ていた
「な、何?」
「あの、さん付けは止めませんか?パーティーを組んだのにさん付けはおかしいです」
「あ、はい…スティラさ、じゃなくてスティラ行こうか!!」
「あのスティラ、なんでこんな依頼を?」
「なんでって言われましても、Lv1のヒロトにはこの依頼が一番だと思いましたので」
「いや、俺は別にいいんだが…」
ヒロトたち、今ギルドから依頼を受け、ある森に向かっているのだが、ヒロトは正直この依頼には乗り気ではなかった
クラストがオススメした依頼ではあるが何故スティラがこの依頼を受けたのかがまったく分からなかった
ー30分前ー
「では、君たちにオススメの依頼がある、少し待っていてくれ」
そうゆうと、クラストは一階へと降りていった
「そういえばさっき、モンスターの友達がいるって言っていたけど」
「はい、モンスターの友達ならたくさんいますよ」
「それって…」
「待たせて、悪かったね」
クラストが二人に依頼を見せたが、さっきも感じたが、ヒロトはこの世界の文字がまったく読めないのだ
「この依頼は?」
「ん?スライム討伐だよ」
そして、今に至る
(普通、スライムがスライム討伐なんて依頼を受けるか、まぁこの依頼を持ってきたクラストもクラストだが…)
「ヒロト、来ましたよ!!」
スティラは鞘から剣を向き、構えるとヒロトも短剣を構えると森の草むらから10匹のスライムが現れた
ヒロトが息を飲むと一斉にスライムが飛びかかってきた
「ふぅー簡単でしたね」
「あぁ、簡単だったが、スティラ、お前はやり過ぎた」
スティラは一人で8匹を倒した
と、ピコンっと音がなるとステータスのLv画面が現れると、経験値が加算されたがヒロトはあることに気づいた
「スティラ?スライムは一匹倒すと経験値20もらえるだろ?なのに、100ももらえるだ?」
「あぁそれは私とパーティーを組んでるからです」
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