プロローグ
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「ゆくぞダルビッシュ! 終末はあっという間に終わってしまう!」 無限に広がる草原を、ウェーブがかかったアクアマリンの髪を揺らし行く少女が一人。 「ええ、ええ。ナユタお嬢様、お気持ちはわかりますが、お待ちくだされ」 卵にひげを生やして服を着せたような白髪の紳士が、その後ろをえっこらえっこら追いかけている。 二人がここにいるということは、この世界ももう終わりだ。
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