<第3章>心に刺さるとげ

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まゆこも怒りのあまり、頭に血が昇る。 顔が赤くなっていくのが自分でも分かった。 「あんたなんかに心配されんでも、 嫁になんか行く気もないわ。アホ! 要らんこと言ってないで、仕事しいや!」 まゆこは岡田に向かって 精一杯の大きな声で怒鳴ると、トイレに駆け込んだ。 悔しくて、涙が止まらなかった。
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