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ガバッ!と勢いよく頭を下げた。
「不安な思いをさせていて、めい、ごめん!」
仁の予想外の言葉に、今度は勢いよく頭を上げた。
「えっ!?」
頭を上げた仁の頬に、わずかに赤みが差す。
「甘い物嫌いを否定しなかったのは、めいが作ってくれるチョコだけでいいから。俺の言動を見れば、めいなら全てを察してくれる。そう思って、一番大切な事を伝えていなかった」
仁に視線を囚われたまま、コクリと唾を飲んだ。
「初めて出会った小学一年の時から、ずっと芽衣子さんが大好きでした。これからも、ずっと俺の傍にいてください」
真っ直ぐな言葉に瞳を潤ませながら、座っている仁の胸に飛び込んだ。
「はい!」
END
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