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私は川島結衣。一言で言うと、アイドルオタク。今日も私の推しメンは可愛いなー、次の握手会まだかなーなんて思いながら、毎日を過ごしている。でも、クラスの人達は私の生態なんて、知らない。
「おはよー!結衣ちゃん、昨日のTV観た~?」
同じクラスの明神うららが話しかけてきた。小顔、透き通ったように白い肌、サラサラな髪の毛は高い位置でツインテールにしてある。綺麗な二重幅、顔はもちろんだが、それに加えて細長い手足が彼女の美しさをより一層引き立たせる。私の自慢の親友、そして今私が最もプロデュースしたいアイドルの卵だ。どうしてオーディションを受けないのか、私はいつも疑問で仕方ない。
「おはよう。今日もうららちゃん可愛いね!」
「そんなことないよ~。でも、嬉しい。ありがとう」
くぅー。なんだこの可愛さ、破壊力、破壊力。ああ。推せる。彼女を意地でもアイドルにしたい。アイドルオタクである私の夢は、ただそれだけだった。
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