0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
結城覇王さん、皇源次郎さん、御座成功太さんもいたんだよ…」
「なるほどね…
宇宙の母になったセイラと、さらにこの宇宙のカミサンも含めて、
宇宙全体会議でもするんだろうね、きっと…」
恭司君は簡単に理解したようだけど、重鎮が勢ぞろいしていたことに、恭司君とユキヒロ君以外の6人は驚いている。
「セイラが宇宙の母になったことを知っていたから、
悩んじゃったんだよね、きっと…」
ボクが言うと、ユキヒロ君はさらに驚きの顔を見せて、そして落ち込んだんだ。
「もし今までのセイラだったらどうだろうか…」
ユキヒロ君は顔を上げたんだ。
「…うん…
ここまで思い詰めなかったって思う…」
「じゃそれで構わないよ。
罰なんて下るはずもない。
今のユキヒロ君は後ろめたさで、
罰が下るんじゃないかって思っているだけだから。
だけどその後ろめたいっていう気持ちが、
罰のようなものを与えるかもしれないから、
勘違いしちゃダメだよ」
「…あ、うん…
きっとそうだって、やっと理解できた。
…ちょっと、得した気分?」
ボクとユキヒロ君は笑ったんだ。
恭司君はなんとなくだけど理解できたようだ。
だけど、アリサちゃんがユキヒロ君に詰め寄って、何があったのか聞かせろって言い始めたんだ。
最初のコメントを投稿しよう!