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さらに輪をかけて、ユキヒロ君の彼女のユリエちゃんが、かなりの剣幕でまくし立て始めた。
「正直に話した方がいいと思うんだよねぇー…
後ろめたさをもってると、
こういう罰を与えられるんだよねぇー、きっと…」
『まさにその通りだったっ!』といわんばかりにユキヒロ君は思ったようで、話すことに決めたようだ。
「ボクの部屋って二階なんだよ。
だから当然、セイラちゃんは空を飛んできたんだ。
少し話してからセイラちゃんは手を振って覇王さんたちと合流したんだ」
「なによ、普通じゃない…」
ユリエちゃんがユキヒロ君をかなりにらんでいた。
「いいづらいのならボクが言ってもいいよ」
恭司君が笑みをうかべてユキヒロ君に言ったんだ。
そしてコウタロー君もにやりと笑って、いったいどういう理由があることなのか理解できたようなんだ。
「なるほどな、それで得した気分か…
オレもきっと、ユキヒロと同じ気持ちになるだろうな…
さすがに、宇宙の母のパンツが見えてしまったとは言いづらいもんな…」
コウタロー君が少し笑いながら言ったんだ。
ユリエちゃんはかなりあきれた顔をしてユキヒロ君を見たんだ。
そして、ボクたちに背中を向けて、ユキヒロ君の前に立った。
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