～リネージ～血の記憶～

～ハイエナとしての仕事～

暗い森の奥底に一軒の家がひっそりと建っており、その家のリビングに明かりがついている。
リビングでは「黒髪で赤い目の女性」と「セーターを着た紫色の髪で左目に白いリンゴの描かれた眼帯を装着した女性」がソファーに座りながら何かを話している。

女性「おい｢藍紫(らんし)｣…、お前なぁ…」

藍紫｢ど、どうしたの…？。｢深紅(しんく)お母さん｣…｣

深紅｢どうしたの？。…じゃねぇよぉ…。お前…私が食べようとしていた｢サラミ｣を、勝手に食いやがっただろう…？｣

藍紫｢えっ？。そんな事は無い…よぉ？｣

深紅｢…口を拭いていたら、信じてたかもしれないかな？｣

黒髪の女性…深紅は呆れながらこう呟いており、なぜか彼女が口を開く度に口から「白い息」が出てきている。