8人が本棚に入れています
本棚に追加
フランディアナ「(…あぁ深紅、歩きながらで失礼だが、ちょっといいかな?)」
深紅「(あぁ?。なんだよフランディアナ?)」
フランディアナ「(君にとって…「正義や悪」ってのは、どういうものなんだい?)」
深紅「(はぁ?、正義や悪?。いったい何の話だフランディアナ?)」
フランディアナ「(君とこうして戦ってる時に、色々と考えてね。
…魔法使いと機械人形達の戦い…。どちらが正義で、どちらが悪なのかなと思ってね…。君もあの戦いの時は…どちらかに属してはいたのだろう?)」
深紅「(そうだな…。もっとも私は金次第でどちらにも自分の力を「提供」する。だから正義だ悪だなんて…考えもしなかったよ。それに生憎…私はそういう曖昧なものに、明確な答えを出すつもりは毛頭ない。
なんでかって?、…それぞれに「異なる解釈」があるからだ。どれだけ答えを見つけようとも、結局の所…ただの「堂々巡り」しかならない。
まぁ強いて言えば、「私に金を出さない奴ら」は悪と言えるかなぁ?。金を出さないなら丁寧に扱う必要もないからな)」
フランディアナ「(やはり…君の考え方は大人だな。良くも悪くも…ね。もちろんこれに嫌味や他意を込めてはいない、率直な君に対する感想だ)」
フランディアナはこう付け加えながら返事を返しており、深紅はやや乾いた笑みを浮かべながら口を開こうとしている。
最初のコメントを投稿しよう!