8人が本棚に入れています
本棚に追加
アラナス先生「……敵ではないし、……そもそも君の味方でもない。…喜怒哀楽のような感情という「余分な機能」を排除し、……ただ決められた事を決められた通りに行う。………それが彼らの考えてる「正しさ」だ。…彼らは正しいからその行いに罪悪感も抱く事もないし、…「良心の呵責」に悩まされる事もない。…わかりやすいだろう?」
藍紫「ずいぶんと…わりきれてる考えですね…。なんか…人間というよりむしろ、「本物の機械みたい」だ…」
アラナス先生「…だが物事…「社会インフラ」をうまく動かすなら、………そちらの方が「効率的」だろ?。…もっとも機械というものは原則、…「プログラムされたことしか理解も判別も出来ない」からねぇ。……逆を言えば「単純作業」や「それを延々と正確に繰り返す事」に関しては人は機械に勝つことはできないのだが…。
…まぁ彼等はちゃんとした人間だから「完全な機械」ではないよ。…「まだ」…ね」
深紅「程々にしとけよアラナス。愛しの藍紫ちゃんに変な事を教えるのはなぁ」
深紅はワインレッドのシャツに黒のネクタイと黒のジーンズに帝国軍の将校用トレンチコートを身にまとってから先生にこう言うと、クリップ装填の拳銃と魔法銃の動作チェックを始めており、髪形も輪ゴムで束ねてポニーテールにしている。
最初のコメントを投稿しよう!