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「ーー以上が、笹原……いえ、夜美 灯の供述です。また、遺体は山奥に埋めたと……」 「そうか、下がれ」 「はっ」 資料に目を通す。ーー殺人。笹原 亜美菜と夜美 灯を殺した、殺人犯。 「お前の事は、何と呼べばいい?」 「何とでも、警部さん」 「じゃあーーA子。この資料に間違いは無いか?」 「はい、ございません。間違いも抜けているところも。全て事実です」 「そうか。何か言いたい事はあるか?」 「そうですね……。紙とペンを用意していただいても宜しいですか?」 「誰かに手紙でも書くのか?」 「いいえ。良いのが思い浮かんだので、忘れないうちに書いておきたいんです」 「作詞には必要不可欠ですから」
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