第1章 今時の若者

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はい、これで残業決定。 力が抜けて、デスクに倒れ込んだ。 「春乃も手伝ってよ。」 「悪い。今日は、パス。」 そう言って春乃は、バッグを持って行ってしまった。 「ちょっと、春乃!こうなったら、四宮君!」 「俺、残業しない主義。」 そう言って四宮君も、行ってしまった。 「もう~なんなの、二人共!」 頭を掻きむしりながら、私はイライラ。 「よし!瀬田、やるぞ。」 「ふぁ~い。」 気のない返事をして、私は外川課長の元へフラフラと、近づいて行った。 「いいか、瀬田。これとこのパンフ入れて、応募用紙1枚入れる。これで1セットだ。」 「はい。」 「200セット終わるまで、帰れないからな。」 「嘘!一人100セットですか!?」 マジかっ!と思いながら、椅子を持って来て座った。
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