第1章 今時の若者

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そして、もう一時間経って、やっと200セット終えた。 「終わった~!」 私が万歳をすると、外川課長ははははっと笑った。 「よし、瀬田。ご褒美だ。」 私の手に、250円の硬貨が、乗せられた。 「えっ?お駄賃?」 「アホか。好きなジュースでも買って来い。ついでに、俺にもお茶な。」 「はーい。」 なーんだ。 これで、好きなモノでも食べろって、本気で思っちゃった。 私はオフィスを出て、廊下にある自販機に向かった。 まずは、課長にお茶と。 私はどうしようかな。 オレンジ100%にしようかな。 私は、お茶とジュースを買うと、オフィスに戻って来た。 「はい、外川課長。お茶です。」 「ありがとう。」 その課長の笑顔が、爽やか過ぎて、まるでお茶のCMを見ているようだった。
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