第3章 明るいから気に入っている

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第3章 明るいから気に入っている

そして、週末の土曜日。 私は、いつもと違って、戦闘服のスーツを着た。 うん、これでどんな仕事が来ても、私はやりこなるはずだ。 ”私は、できる”とブツブツ言いながら、1階への階段を降りた。 「あら、今日は出勤?」 洗濯かごを抱えたお母さんに、早速出会った。 「うん。行って来る。」 「気を付けて。」 あまりにも自然に、スルーされたから、返って私が固まちゃった。 『ええ!?土曜日出勤って、週休二日制じゃないの!?』 って、お母さんに一言、言ってほしかったけど。 そんなお母さんの、見送りを庭から受けて、私は家を出た。 そう言えば私、9時半まで会社集合だっけ。 普段は、9時出社だけど、それが30分繰り下がっただけで、出社する感覚は、同じだ。
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