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「――――て―――かっ―――――ナカ」
消えかけている命であるのにまばらにだがすこし分かる。もしかして走馬灯だろうか。だけど、・・・・・
「生きて頑張って」
!!!
誰かの望み、たしかに生きてと、頑張ってと言われた。その言葉に呼応しダウンしかけていたが再起する。
全身から力が沸々とわきだし反発するように生き物が弧を描きながら吹き飛ぶ。同時に黒い何かが空いた心臓の隙間を埋めるように入り込む。
「ふぐっ」
傷全てが修復され、覚醒する」
「――――――――――――」
一言。つむじ風にも書き消されるほどの囁き声で呪文を唱える。
――――パキッ
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