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----ッバン!! 鼓膜を劈くように突然響いた物音。 ビクッと身体全体を震わせながら、閉じていた目を開いた。 どうやらあのまま眠っていたらしい。 真っ暗な部屋の中、チカチカと光を放つテレビの液晶。 眠りにつく前に流れていたはずのバラエティ番組はいつの間にか終わり、深夜番組へと変わっていた。 ていうか、さっきの音、なに…? 少しずつクリアになってきた頭の中に浮かんだ疑問。 むくりと上半身を起こしたところで、玄関の方からまた物音が立った。 ガタッ、ゴトッ、と何かがぶつかっているような効果音が数回聞こえてくる。 一体何事かと身体が強張り出した時、玄関とリビングを繋ぐドアが乱雑に開いた。 「…んだよこれ、邪魔だっつの」 それとほぼ同時に響いた低い声に、心臓がどくんっと激しく脈を打つ。
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