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「お前ん中に居るその男、俺が排除して心が抉れるくらいの傷痕、遺してやるよ」
「…っそんなの、無理に決まってる…っ!」
にやりと口元を歪ませてそんなバカげた事を言う男にムキになって口を開いた。
「第一、どうやって…」
「どうやってって、こうするに決まってんだろ?」
私の前髪を掴み上げていた手を徐に離した男は、次に私の両脚をぐいっと持ち上げた。
「…っえ、あっ、やあぁ…っ!」
次の瞬間、男自身のモノが私を一気に貫いた。
完全に油断しきっていた身体は突然の強い刺激から逃れるように大きく仰け反る。
男はそんな私の腰を掴んでは、すぐに律動を始めた。
「っあ、…やっ、いやぁ…っ」
「こんな締め付けといてどこが嫌なわけ?」
「ちが…っ、んあぁっ、」
ただ激しいだけじゃなく強弱と角度をつけて的確に私の弱いトコロを狙ってくる動きに、本気で頭がおかしくなりそうだった。
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