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ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
山々は崩されていく・・・
悠久の自然を育んだ、鬱蒼とした山林はみるみるうちに削られていく・・・
ぎぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーー!!
ばっしゃーーーーーーーーん!!
代々に渡りこの地で育ち、居場所として生きてきた動物達や鳥達そして虫達は、血相を変えて慌てて逃げ惑った。
何故、この山林は滅茶滅茶に破壊されなければならないのか?
この山林を渋滞緩和の為に、高速道路が貫通する事になり、山々をぶち抜く大規模な工事をするからだ。
と同時に、周囲の宅地化も進められた。
どんどん変わる地形。
何世紀も残っていた農村風景も、見るも無惨な醜態を晒していた。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
ぎぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーー!!
ばっしゃーーーーーーーーん!!
「壊れていく・・・」
「壊されていく・・・」
「わしらは動かないけど・・・」
「あたいらも動かけないけど・・・」
「石像だし。」
「石像だけど。」
「昔の昔は、この境内で遊ぶ童達を見守るのが好きだった・・・」
「でも、今は鳴りを潜めて苔むしる境内になった。」
「ひとけない・・・」
「でも、それでも良かったのに・・・」
「今度は、やって来る獣達や鳥達を見守る事が・・・」
「やって来るみんなに声をかけるのが好きだった・・・」
「それなのに・・・」
「なにこれ・・・」
今や境内に住職も居なくなり、境内の神社も廃墟と化して荒廃した古寺に祀られている2体の狛狐像は、昨日降ったの滴る雨水を、まるで涙を流すように見せて嘆いた。
ぎぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーー!!
ばっしゃーーーーーーーーん!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
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