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話をしよう。
美登理の体から感じる震え、そして懇願の言葉に私はもう、何がおきてるのか、自分が一体何を不安に思っていたのかよくわからなくなった。
ただ久しぶりに抱きしめられた美登理の体から懐かしい彼女の香り…。
あぁ…好き…このにおいが大好き♪
とりあえず自分の欲望の為に思い切り吸い込む。
満足して一息つくと、ちょっと落ち着いて考えることができた。
美登理のこの様子、なんだか私たち、決定的にすれ違いをおこしているな。
と、はじめて気付いた。
話し合おう。
私は美登理の背中に手を伸ばして上下に擦ると、
「ねぇ、美登理。私達、なにか…誤解しあってる気がするんだけど…、少し…話しない?」
そう言うと、美登理は私から少しも離れたくないって感じで少しだけ背をそらすと顔を覗き込んできた。
その様子がなんだか可愛くて思わず軽くキスをした。
美登理は驚いた顔をしてたけどすぐにキスをかえしてきて…
というか、そのまま押し倒されて濃厚なチューが!
ってちょっとまったぁ!!!
私は息も絶え絶え、ゼイゼイしながら
「待って待って!話ししよう、とりあえず!」
そう言うと美登理はお預けをもらったワンコのようにシュンとして落ち込んでいたけどなんとか頷いてくれた。
か、かわいい…。
けどステイ!
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