なんか…視線が…。

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なんか…視線が…。

私、加藤緋沙子(かとう ひさこ)40才。最近とても太ってきた…。わかってる、遅く帰ってから急いでご飯を食べるせい…これでも20代の頃はスレンダーで彼女を魅了してた!…筈! そう…過去の栄光…。 わかってる、わかってはいる! 私だって痩せたい! なんて言っといて忙しい毎日にかこつけてつい色々サボりがちだけど…。 そんなことが急に気になるのは、今日はやけに彼女が私の体を見てる気がするから…ヤバイ…引かれてる…?まさか…太った事で別れたい…とか考えてる? どーしよう!それはいや! 彼女に求められなくなってから、ずっと寂しかったけど、私も忙しかったし、疲れてる彼女に求めるのもちょっと…と、気が引けてうやむやに…。 そんなこんなで既に40歳…。そして彼女は付き合った頃と変わらないスタイルをキープしてて綺麗なまま…。 私はそんな彼女に触れられるのがだんだん恥ずかしくなってしまい、いつしか自分でも避ける様になってしまっていた…。 付き合った当初はよく一緒にお風呂に入ってイチャイチャしてそのまま…なんて事もあったけど、今は絶対一緒に入りたくない!! いや!入れない!! どうする?いや、ダイエット一択だよね。 頑張れ私!! あぁ見られてる…待って!もう少し待って!痩せて見せるから!! うぅ!視線が痛い…。
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