焦った!

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焦った!

あぁ、美登理の疲れてる? 発言には焦った! いや、別に健康の為って言えば良かったのに、咄嗟に嘘ついてしまった…。 だってなんかボロが出そうで…。 けど誤魔化せたかな? …いや絶対変だと思ってる筈…。 なのになにも言わない…。 !!!もしかして、私にもう興味ない?! どーでもいいと思ってる?! (T∀T)辛い…けど仕方ない。 だってこんなにおデブだし…。 でも、やっぱり美登理が好き…。 たとえおデブで興味もたれなくなってたとしても、美登理との幸せな15年は、失くしたくない! だからお願い!もう少し…もう少しだけ待って! 背を向けてる美登理から、急激に遠ざかる気配を感じる。 私は気持ちを伝えたくなった。いや、伝えなきゃと思った。 痩せてから言え、って思われたっていい!美登理が好き! 涙が出そうになる…。 でもこのまま終わりは嫌。 私は深呼吸して美登理の背中を見つめながら何を言おうか迷う。 でもシンプルな言葉しか思い浮かばない…。 「美登理…好き。」 太った自分がこんなこと言うなんて恥ずかしい!そんな想いがから回ったのか精一杯声を出したつもりなのに、小さくかすれるような声にしかならなかった。 でも美登理には聞こえてたみたいで、すごい勢いで振り向いて私を見つめた。 恥ずかしくて死にそう…美登理を見ることもできない!なんて返事が返ってくるのかと少しおどおどしてしまった。 すると美登理が顔を真っ赤にして 「わ…私も。好き。」 そう言って涙を流してた…。 え?!なんで美登理が泣くの?? でも聞こうとしたら美登理に抱きしめられてて私は言葉がつづけられなかった…。 私の方が泣きたかったのに?! 何がおこってるの???
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