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その星のどこかにあると言われるその大陸には、通常ではあり得ない超常現象の力を持つ人種がいた。
それらの総称を、『能力者』と呼んでいた。
時にして天候を操り、自然界に働きかける力を有する者もおれば、神と呼ばれる逸脱した存在の力に頼る者もいたのである。
物語の舞台となるのは、その大陸の西に位置する大国。そこは、『能力者』によって支えられた、超大国である。
その大国の名は、ファイバランド共和国である。
対して、そのファイバランド共和国の真反対に位置する、対立国が存在している。
そこは、『能力者』がほとんどいない。国を支えているのは軍事である。
実際に支えているのは、選抜された十五人の軍人で成り立っている最高軍事機関、『シュヴァリエ』。それによって統治された軍事帝国の名は、ティーネ帝国という。
今はまだ、関係は無いが・・・・・・・・・後にこの国が、物語の根本に繋がることとなる。
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