15. もうシないから...

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「生活態度が改まったなら、今後は学業だな。 河西、この間の定期テスト、後ろから数えて40位くらいだったよな?この間、一回教えてやったが、一回くらいじゃ足りないようだな。 俺が、直々に勉強教えてやるから、放課後毎日生徒会室に来い。」 そう言われ、若菜の眉間には自然にスジが出来ていた。 「はぁ?()だよ! それに、生徒会室、他の役員(ヤツ)もいるし、俺が毎日来たら邪魔だろ!」 そう、若菜が声を荒げて言うと、 「そうか。分かった。」 と、諦めるような言葉が清宮から返って来て、若菜はホッと胸をなでおろす。
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