1. 日常的な遊び

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今、現在 若菜を囲っている男たちは、その見た目からは決してこういう行為をしなさそうな、真面目とか良い子とかそういう類の言葉が似合いそうな連中である。実際は全く違うのだが。 とてもじゃないが、こんな事をしそうには思えない。 「あ、ヤバイ、俺 もうイキそう。」 「お前早くね?」 「早漏かよ。」 「「「あはははは」」」」 またもや男達は楽しそうに笑い声を上げた。 突如、社会科室の引き戸が開く音が聞こえ、同時に何者かが教室内に入ってきた。 「お前ら、ここで何をしている。」 「ヤッベ。アイツ、生徒会の清宮(きよみや)じゃん。」 男の中の一人がそう声を上げる。 「え?マジ...」
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