15. もうシないから...

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15. もうシないから...

実に1ヶ月半振りに若菜の前に現れた清宮は、いつもと変わらない様子で、生徒会が主体となって企画•運営しているというオープンキャンパスが無事に先日終わったのだと一方的に告げた後、いつもと様子の異なる若菜の顔色を伺うなり、 「...河西?」 と気配るように声を掛けてきた。 「清宮、もう、俺の事 監視しなくていいよ。 清宮がするな。って言う遊びはもう辞めるから。今後一切しない。 だから...監視する必要ないし...」 若菜は次、清宮に会った時に必ず言おうと決めていた言葉を口にした。 また昔と同じ轍を踏んで、傷付きたくはない。ここまでのメンタルになるまで、ずっと苦しかったし、それに時間もかかったのだからー
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