第1章

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苦しくて、 泣いているわけではない。 悲しくて、 泣いているわけでもない。 ふと目にした、一冊の物語に、涙しただけ。 たわいもない、会話、すれ違う、心。 想うがゆえの、意地悪。そして、切なさに。 喉の奥が、詰まる位。息苦しくて、、 息が、吸いにくくて、、しびれる。 こうも、引き込まれては、 先が思いやられる、、 感動と、ため息、、 途切れながら息を短く、何度も吸う。 …やられたな… そんな、叩きのめされた気持ち・・・ 顔が、あつい。 足りないものを、見せつけられた気分、、 窓の外にひろがるのは 車が時折 通る音と、冷たく湿った空気の匂い、 この切なさは、何処から沸いてきたのか? 啜る鼻水と一緒に、過剰に吸い込む酸素で 頭は、くらくらしている。 仕事疲れ、、その重さが 倍がけで感じだす。 涙して、切なくなり、鼻が詰まる。 自分の不甲斐なさに、何とも言えず。 くるまる布団、片手に、カフェラテ。 いつになれば、成長するのか・・ さみしく思う。 こんな自信がない夜は 誰か側にいて欲しいものだ・・
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