第13章 そして…

3/6
1853人が本棚に入れています
本棚に追加
/130ページ
あとは放課後事情を話しに風紀委員室に呼ばれた。 もれなく司もついてきて、風紀委員長と副委員長、そして司と僕、あとは昨日僕を発見してくれた図書委員長で昨日会ったことの事実を確認することになった。 まじめな話なのに、風紀委員長と図書委員長が隣に座っていることが気になってしまう… えぇぇぇ、付き合ってるのかな? まだなのかな?? 隠してる感じ??? 「それじゃあ、あったことを確認していくか(なんか、視線が…やりにくい…)」 風紀委員長の山瀬がこの場を仕切って、確認は終わった。 とりあえず転入生は何度も事件を起こしているため今は謹慎になっており、ただ今回は謹慎では済まないそうだ… 「退学ってことですか???」 「いや、これに関しては生徒の俺たちの力が及ばないところまで話が進んでてな…昨日の時点でこの学園の理事会が調査に乗り出している」 「理事会…?」 この学園に来て初めて聞くワードに首をかしげる 「それってどういう?」 聞いてみたが、そこは司と山瀬にはぐらかされてしまった… 生徒会と風紀委員だけの情報なのかもしれない その話が終わってから、図書委員長が話しかけてきた。 仕事の話以外で話すのはこれが初めてである。近くで見れば見るほどきれいだな~くそ~ッこれが風紀委員長のもの?なのか~と思ってしまう。 話の内容は あの時その場で助けれられなくて申し訳なかったということだった。 !? 「いやあの場では、僕も転入生相手には立ち向かえないし、むしろ司を呼んでくれてありがとう!!」 素直に感謝しか出てこないので、それを精一杯伝えておいた。 すると図書委員長もほっとしたようで、よかったとつぶやいていた。 だが最後に図書委員長が近づいてきて耳元でささやかれた。 ――――いい告白聞かせてくれてありがとう  /// やっぱりあの人はつかめない人だった…
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!