第13章 そして…

4/6
1852人が本棚に入れています
本棚に追加
/130ページ
司 side 「山瀬、昨日はありがとな」 昨日のトイレでの事件後、あれを見ていたのが俺と山瀬くらいだったため転入生と事件の処理、あとは幹部会の撤収も副委員長に支持してくれた。 「それで?天使ちゃんは手に入れたのか?」 にやにや山瀬が聞いてくる 昨日の風紀委員長の面影はどこに行ったのか?移住人格化?と心配になるほどだ… 「あぁおかげさまでな…」 「ほぉぉぉ、じゃあここから楽しいことずくめだな」 「まぁそうだな。でもまぁ今までも俺の部屋でほとんど生活してたし…そんなに変わらないかもな」 特に何も考えず、そう発言していると 「おっまえ…」 なんかあきれられた そうだよ、俺は外堀から埋めていくタイプなんだよ! 「そんなことより、夜電話した件だが…」 「あぁ、学園の理事たちが動いてるってことだろ?今回の事件どこから耳に入ったんだろうな?まぁ、こちらとしては転入生理事長の甥だから手も出しにくいし、助かったけどな」 「風紀委員で調べてみたんだが、どうやら養護教諭の平川先生が一枚かんでるらしい…」 「平川…先生??」 「あぁ、調べるまで知らなかったんだが、あのひと学園理事の息子らしいな…しかもかなり権力のある人の…それでゆくゆくは平川先生が理事の後を継ぐらしい…」 「は!?!?!?」 さすがの俺も予想してなかったことに、驚きしか出てこない。 あの平川先生が!? あのひと養護教諭とか何やってんだよ… 「もしかして、この学園で一番権力持っているのってあの人なんじゃ…」 「かもな…」 ということは実質、唯都の影響力はとんでもないものかもしれないな…笑 ーーーーーーー 本日スター特典3作目を公開しました! そちらもよろしくお願いします(*'▽')
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!