3章 二つの世界と二つの魂

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「ありません! 随時、報告願います!」 相方の表情と声色が異常に熱を帯びている。 ボスの話は現実離れをしていて、とても理解出来ない。 スピルチュアルカウンセラーとかいう謎の職業に就く両親の影響か若しくは相方の影響か。 そういえば最近、ボスと相方は二人きりになろうとすることが多いし、もしかするとボスは相方に恋をして二次元を学びすぎて中二病になってしまったに違いない。 まあ、一つ理解出来た部分がある。 それは二つの魂が愛し合いすぎて会おうとしているということだ。 確かに僕は一目見たあの時から彼女に惹かれて恋をしている。 僕はパラソルワールドの中にいるツインソフトを探し出し、見つけたら抱きしめて離さない。そう決めた。
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