2章 僕の世界

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僕の手の平に伝わるただ冷たい平らな感触に我に返ると、もう彼女は僕に変わっていた。 しかし僕の胸の中は希望で溢れていた。 僕と彼女は繋がっている。 LINEやFacebookで繋がるよりももっと強い繋がりで、幼馴染の腐れ縁よりも強い縁。 根拠は無いが確信があって、きっと彼女も同じように感じているという実感があった。 僕らは運命で結ばれている。だからきっと僕らはまた会える。 だからこうして僕は何の理由もなく彼女を愛してしまい、彼女もまた僕と同じようにきっと僕を愛している。 次こそ、彼女に気持ちを伝えよう。
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