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「こんにちは」
「「こんにちは」」
「お腹大分大きくなりましたね」
「はい。もう8ヶ月です」
こうさんが私のお腹に手を当て答えてる。
「楽しみね~」
「ありがとうございます」
「美男美女のご両親から生まれる赤ちゃんはーー」
「そう言えば、お出かけですか?
今日のお召し物、とてもお似合いですね」
「あら♪旦那さん見る目あるわ。
ありがとう。そうなの~」
「それでは、いってらっしゃい」
こうさん…やっつけ感がハンパないですが
「行ってきますね~」
やばい…誰だか全然分からない…
「…」
「下の階の奥さん、ちょっと不思議な服だったねー」
「う、うん。そうだったねー」
下の階の奥さん!?
隣からクスリとこうさんの笑い声
「やっぱり、分かってなかったでしょう~」
「う。」
「本当に僕の花さんは僕がいないとダメだよね♪」
思わずムッと見上げると
ちゅっ。と、してやったりのキス。
ムーーー。
何だかちょっとムカつくけれど
再びちゅっとキスをした時の嬉しそうなこうさんの笑顔に
私は幸せいっぱいになってしまうんだな~
ふふ。大好きだよ、私のだんなさま。
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