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『僕の花さん 子育て編 こうさん視点』
僕の花さんはかわいい。
僕のお嫁さんになり、母になってもその可愛らしさは変わらない。
例え二児の母になろうとも。
息子の入園式の翌日の夜、私たちの息子は天才かもしれないと言い出した。
僕と花は寝る前にベッドの中でおしゃべりするのが日課であり
忙しい僕の癒しの時間となっている。
「もー、こうさん真面目に聞いて」
「聞いてる聞いてる。で、どんな天才だって?」
「たった一日でね、クラスのお友達の名前を
全員覚えてしまったんだって」
「へー」
もし本当なら少しすごいかなと思うけど…
そんな事あるかな?
少し興奮した花さんが可愛くて話は半分くらいで聞いていた
だって母になった花さんは
子供たちにわかりやすいように
怒っているかおとかを作るようになって
そのまま僕にまでその顔をしてくれるから
これがまた可愛らしくてたまらないんだ
唇を少し突き出してほっぺを膨らます
あー…明日も早いけど…
これは花のせいだよね。
「こうさん?!…なっ!」
いただきます。
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