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ここはメガラニア大陸、伊賀流忍術、伊賀の里から物語は始まった。
「おい!アラシ!こっちだ!」
アラシ
「負けないぞ!」
5才から忍術学校へ通う子供たち。
アラシは学校帰りに忍具店のショーケースを見るのが好きだった。
アラシ
「ママ!僕も早く本物の手裏剣と刀が欲しいな。」
アラシのママ
「ちゃんと忍術試験を受かったらね。」
アラシの家ではママがパパにその事を話していた。
アラシのパパ
「そうか…。やっぱ忍者は刀がかっこいいよな。背中に真っ直ぐな刀だよな。」
「バブバブ…」
アラシ
「ママ!モミジが泣いてるよ!」
アラシのママ
「モミジのオムツを交換しなきゃ。」
そして、翌日アラシが学校から戻ると、アラシの家には黄色いテープが貼られ、全焼しており、警察が取り調べをしていた。
アラシ
「家が…。僕の家が…。パパは!ママ!モミジ!!」
隣の家のおばさんがアラシを抱き抱えた。
「ダメ!見ちゃダメ!」
中から黒く焦げた三人の遺体が運ばれていた。
アラシは泣きながら叫んだ。
その日からアラシは学校の施設で暮らすことになった。
アラシ
「なぜ…。突然火事なんかに…。」
それから7年が過ぎ、アラシは14才になっていた。
14才からは手裏剣の使用が許されたが刀は16才からだった。
部屋には父の形見である真っ直ぐな刀が飾られていた。
アラシ
「大豆先生!見てくれよ!」
大豆先生
「見事なもんだ。こんなに正確に手裏剣を投げるとはな!」
アラシ
「家族を思いだなさいために夢中で修行に励んでいた。」
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