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神様は「大体普通って何だ？普通は普通だろ 普通に暮らしたら 当然普通の会社に入るだろ そして普通に収入も入る そしたら普通に彼女もできるだろ どうだ違うか？」
私は「神様が正しいと思います 普通の基準も人によって違っていて またその普通の基準が人と違ったらそれは普通とは言えませんし…確かに神様が言うようにとても難しいと思います」と私はようやくまともなことが言えたのだ
「お前顔は変だが 考え方はまともだな」神様は懐からひょうたんを取り出して「ほら一杯やれ」と酒を進めて来たのだ
どうやら私は気に入られたらしいので 私は遠慮なく一杯頂くことにした「甘い…甘酒だ」
神様はさり気なく呟いた「最近の奴は欲がないのだ どうしてだか…………」
私は「しかし神様 世間では欲がないことが正しいという風潮がありますが？」
「お前たちは欲イコール欲張りと勘違いしている 欲張りとは欲しいものを手に入れてそれを味わうことなく次々に他のものを欲しがることを言うのだ」
私は「それが欲張りということなのですね」
「そうだ ではなぜ欲張りがいけないのか？つまり味わうと言うことは感謝することである もし欲しいものを手に入れたら感謝しろということだ 感謝の気持ちがない者は何をやっても上手くいくことはない」
私はこの神様の名言に感銘を受けた
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