流行性伝染病

疫 病

光田さん宅へ到着した私は玄関のドアを「ドンドン」と叩いたが何の応答もない　留守なのであろうか？もしくは既にあの世からお呼びがかかってしまったのであろうか？

今度は試しにインターホンを「ピンポーン」と鳴らして見た　光田さんあの世に行っていないなら出て下さい…ちなみに私は泥棒ではありません

すると２階の窓から光田さんが顔を出した　まだあの世には行っていなかった

「どうしました　このえさん？」

「光田さん　神社におられた神様が光田さんと会うようにとおっしゃったんですよ」

しかし光田さんにはこのように聞こえたらしい「トイレットペーパーとかんちょう　ですか　？　」　と

聞こえたらしい　ので　

私は　「　いいから　ドアを　開けて下さい　話はそれからで　」　と

ドアを開けてもらい　私は　光田さん宅へ　お邪魔した

そして　私は　神社で起きた経緯を　話し 神様と光田さんが　

近いうちに　友人になることは　省いたのだ

光田さんは　「　―――　そうでしたか　そのようなことが　」　と

光田さんは立ち上がり　戸棚へ向かい　棚から小箱を　取り出した

光田さんは　「　このえさん　これを見てください　」　と　

その小箱を　開けた　

中には　なんと　金色の入歯が　輝いている

光田さんは　「　贅沢でしょう　？　私はこれを作るのに　

　　　　　　　　１　千　万　円　かけました　はめてみますか　？　」

私は　「　それは　ちょっと遠慮します　」　

光田さんは　「　そうでしょう　最近　人は　嫌がるのです　」　と

多少のブレを　感じるが　間違えてはいない　と思い　

私は　光田さんの話に　聞き入った