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その時妻が「あなた あなた！私達の順番が来たわよ」と私へ声をかけて来たのだ
その時であった 私は妻の掛け声に慌ててしまい手に持っていた大量の５円玉を地面へ落としてしまったのだ
辺りに散乱する５円玉…
私達は順番を後に譲り家族で5円玉拾いに勤しんだ
そして家族でご縁を拾っていると恋人同士の会話が耳に入って来た
恋人女子 「ねえ何て拝んだの？」
恋人男子 「普通に暮らせるようにって」
恋人女子 「何それ 欲しいもの拝まなかったの？」
恋人男子 「ないよ 普通でいいじゃん普通で」
恋人女子 「ならさあ新しいスマホは欲しくないの？」
恋人男子 「それくらいかな」
恋人女子 「私も新しいスマホ欲しいって拝んだよ」
その次はトイレの電球を欲しがるのであろうか？
そして次は若夫婦さん いらっしゃい
若夫 「俺 金が欲しいと拝んだ」
若妻 「いらないでしょ！お金がたくさんあってどうするのよ」
若夫 「金がたくさん入ったら絶対に長野に別荘を買う！スノーボーやるのに超便利だし」
若妻 「いらないから！格安ツアーで十分でしょ！」
若夫 「知らないの！今長野で別荘が安く売ってるんだよ」
若妻 「いらない！買ってもお金がかかるだけじゃん」
若夫 「金がかかるのが別荘じゃんか だからお金が欲しいんだよ」
若妻 「いらない！そんなのお金がかかり続けるだけ！無駄！」
若夫は若妻に押され新年早々だんまり
ここもいらない三昧
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