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【今どこ?】
それだけ送られてきたメッセージに、こちらも端的に返す。
【食堂】
既読マークはついたものの、一向に返事は来ない。
既読スルーってやつだな。
俺らの会話などこんなもんだ。
うん。
そうこうしてるうちに注文は終わったようで、洸の腕がスッと俺の前を通り、タブレットを定位置に戻した。
何がくるのか楽しみである。
「一体」
と、何を頼んだのか尋ねようと口を開いたのだが、それは来客によって無念に終わった。
全員の視線がそちらを向く。
もちろん階下の視線もバッと入口を捉える。
怖ッ
誰かが息をのむ音が聞こえた。
それだけ、今この空間は張り詰めている。
「揃って食事なんざ、暇でいいな、生徒会御一行様はよ」
「まぁ、貴方達と違って、我々はもう直近の仕事は終わらせてありますので」
嫌味な言い方をした男に対し、同じように嫌味で返す洸。
突っかかってきたのは、風紀の委員長。
俺自身アイツに対して嫌いっていう感情はないのだが、いかんせん洸とよくぶつかるのだ。
どうやら風紀は我々生徒会が気に入らないらしく、度々こうやって喧嘩をふっかけてくる。
そりゃぁ周りに犬猿の仲だと言われても仕方がないよね。
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