第1話 やってきた転入生編

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「だって、ノンケってことは、男との経験ないってことでしょ~~?俺色に染められるじゃな~~~い!開発なんてしちゃったりして〜〜〜」 うん、瑠衣。 1回黙ろうか。 その会話に俺を巻き込むんじゃない。 そして近づいてくるな。 髪を触るな。 「にしても、王様が1人裏庭で昼寝はよろしくないよね~〜~♪入学式で生徒が出歩いてなかったとはいえ」 おい、なぜお前がそれを知っている。 せっかく隠していたのに、また洸の怒りの矛先が…… 「庵……。貴方には自覚がないんですか!!!生徒会長としての、学園のトップとしての」 ほらーーー。 「面倒くさい、って顔しない!!!」 全て瑠衣のせいだ。 仕方なく、大人しく説教を受ける俺の肩が突然重みを感じた。 「おなか、、、めし」 俺の背中に引っ付きそう告げたワンコ。 ワンコよ、お前はいい奴だ。 腹がすいたのだな。 俺もだよ。 さぁ、昼を食べに行こう。 「だから、貴方は!!!」 「たまにはいいんじゃなーーーい!?みんなでご飯!!」 春が洸の手を引きはしゃぐ。 「全く……」 諦めたようにため息をつく洸。 「大変だな、お母さん」 「誰のせいだと」 睨まれた。 ま、俺のせいだな。 俺はこんな生徒会が結構好きだ。
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