第3章 オーロラの下でやっちゃいました

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 深夜二時頃にトイレに起きてからベッドに戻ってふと見上げると。  ―――夜空が青く光っていた! 「おい!! 起きろ!! 夏鈴、ほら!! お前が見たがってたオーロラがすっげぇことになってる!!」  眠っていた夏鈴を必死に起こして抱きかかえ、一緒にオーロラを見上げる。  白い光や時折虹色のような光を発して、大きくて長いオーロラが揺れていた。そのスケールの大きさに圧倒されながら、俺達はただただ感動して眺めた。 「すっげぇぇぇ」 「最高…。起こしてくれて、ありがとう!」  手を恋人繋ぎして、ガラスイグルーから見る夜空の幻想風景を心のアルバムに焼き付ける。 「すごい!! また夢が叶っちゃった……」 「ああ…。本当に、俺達はどこまで運が良いんだろうな…」  目標が達成できた満足感で、俺はまた夏鈴を抱き着いた。  その気になればもう一発できそうだけど、夏鈴は「今夜はもう無理」って…。  ―――この盛り上がった気持ちをどうしろと?  ベッド脇に座り込んだ夏鈴はバニーコスを脱ぎ出した。  白いストッキングだけになった瞬間、俺は両手を掴まえてベッドに抑え込んだ。 「夏鈴……。お願いだから、もう一回だけ、しよ?」
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