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「やだ」
眠そうな顔で拒否られる。
その気にさせなくちゃいけない。
俺は彼女を膝の上に乗せて、長い髪を指で梳き始めた。
そして夏鈴のモチモチしたほっぺに頬を寄せて、できるだけ紳士的に爽やかな顔を作って笑いかける。
「夏鈴が無理にでも俺を連れてきてくれなかったら、こんなすごい感動味わえなかったんだ。
お前には本当に感謝してるよ…。働く意欲も、生きていくのはイヤになるような出来事や事故に遭っても、こうしてお前と楽しい時を刻めるもの全部、夏鈴。お前の存在のおかげ。
今夜のオーロラと同じぐらい、俺の人生に夏鈴が現われてくれたことを奇跡だと思ってる。
お前は俺にとって奇跡そのものだ。
愛してる…なんて言葉じゃ足りないぐらい、愛してるよ。夏鈴」
歯の浮くようなセリフを心を込めて伝えたら、夏鈴は感動した様子でプルプル震えていた。
俺の首に腕を回して熱いキスをしてくれる。
チュパチュパと良い音を出して、深くて淫らなキスをしてきた。
やったぜ!!
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