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それからというもの、私の髪はママの練習台。赤くカラーリングされたパーマヘアの私を、堂々と学校に送り出した。もちろん先生からは大目玉。私と同じ髪の色をしたママは、学校相手に大喧嘩の大騒ぎ。ママは「誰にも迷惑をかけていない」の一点張り。最終的にパパが謝罪し、ママに内緒で私のウィッグを購入した。
つまり、ママは自分の主張を曲げない。特にファッションに関しては、相手が先生だろうと政治家だろうと、誰に何と言われようとだ。絶対に。
常に動き回り、振り返らず、立ち止まらない。そんな彼女に、周りはいつも振り回される。楽しいこともままあれど、基本ものすごく疲れる。
自己流で自己中。勝手気儘で、とにかく自分が大好き。
これが私のママである。
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