第1章: エーデルシュタイン学院の日常

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 もちろん、勉学に励む生徒にとっても、そちら方面の充足っぷりは言うまでも無い――――という話だ。  いつだって親身に答えてくれる教員。やさしい先輩。  もちろん、シメるべきところはしっかりとシメるのだが、そこはしっかりとしたメリハリを付けることが大事なのだそうだ。  伝聞っぽくなっているのは、ミクリたちの話や転入時に読んだこの学校のパンフレットにそう書いてあったからだ。  いわゆる「意識を高く持った生徒にはとても過ごしやすい環境」と言えるヤツなのだろう。  ――――全くもって、ものすばらしい環境だぜ。  素晴らしすぎてため息が出てくるほどだ。
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